■松本零士氏、槙原敬之に歌詞パクられた-ニッカンスポーツ
一部報道では、裁判も視野にという話もあったが、まだそこまでには至っていないようである。
歌詞の盗作疑惑というのはいつの時代も尽きない話ではあるが(最近の例で言うと、盗作を謝罪したアイドルがいたが)、現実に訴訟に至るケースというのは数少ない。
過去の判例を見ても、これとぴったり合うというのはないだろう。たいていは、昔作った楽曲を、メロディーも含めて似ているとして問題になるケースで、今回のようにあるマンガ、あるいは詩の一節が歌詞に盗用されて問題となった裁判例は探した範囲では見つからなかった。
問題となる部分を見比べてみたが、槙原氏のフレーズの方は銀河鉄道999のフレーズそのままの文言ではない(したがって、もし引用したとしたならばそれに改変も施しているということになる)。しかも、このフレーズに出てくる単語だけを見ると、それが銀河鉄道999特有の単語(例えば「メーテル」など)として特定できるものはなく、全体としてみても、少し考えれば思いつくようなありふれた表現とも思われる。よって、槙原氏が昔どこかで見たフレーズを曖昧ながらも記憶していて、それがもとになって歌詞を考えるときに思いついたというのであれば、結果的に似ることになってしまっただけであるから、何ら問題になることはなかろう。そうでなければ、似たような表現というのは他の著作物にもあまたあると思われるのであるから、詞を作る側としては極度の制限を強いられることになりかねない。
勿論、槙原氏が「銀河鉄道999」のファンであったとか、別人の著作のフレーズの一部分である、とはっきりと記憶しているものを改変して作ったと推認される状況となれば話は別である。