■JR東日本:普通グリーン券に「落とし穴」-毎日新聞
グリーン車って憧れますなあ。
私は生まれてこのかたグリーン車には、正規料金を払って、ということになると1回しか乗ったことがありません。
それは、今から10年前、ある全国大会へ行く際にご褒美に新幹線グリーン車の個室に皆で乗せてもらったことです。たしか、今では新幹線にはグリーン車個室というのはないと思ったので、貴重な体験です。
しかし、455系の旧グリーン車には何度も乗ったことがあります。というのも、丁度通学に使う路線に投入されていた上に、優等列車でなくなっても車両改造をしなかったため、グリーン車の座席のまま普通料金で乗れたんですよ。
ありゃあ快適でした。読書灯はあるし、リクライニングはするし、食事プレートは出てくるし、フットレストはあるしで。つかの間でしたが、いい経験でした。
田舎に住んでおりますと、特急列車あるいは新幹線のグリーン車しか思い浮かべないのですが、首都圏ですと、殆どの区間で普通電車にもグリーン車があるみたいです。いつか乗ってみたいのですが、ちょっと料金体系がややこしくなったみたいですね(JR東日本はわかりやすくなった、と言っていますが)。
従来、50km未満が750円、100km未満が950円だったのですが、150km未満が1620円といきなり跳ね上がっていました。しかし、近頃投入された新宿から宇都宮までグリーンで乗ると100kmを超え、いきなり高くなってしまいます。そこで、単に51km以上を950円としたのです。さらに、土休日にグリーン車に乗ると200円オトクになるという措置も取られました。
これだけだと分かりやすいですが、実はこれは「事前料金」なのです。つまり、改札を通る前にグリーン券を買っておかないといけません。もし車内でグリーン券を買うとなると、今までは課されなかった追加料金250円が課されます。となると、表向き値下げに見えても、実は値上げに近いことをやったということになります。そして、新システムを導入したことに伴うトラブルの数々。こんなことだったら、一律料金にした方がいいんじゃないすか、と思うのであります。
もう一つグリーン料金と言えば、でありますが、弁護士は2年前までは、依頼者に堂々と(?)グリーン料金を請求できていたって知ってました?
独禁法上問題があるということで廃止されましたが、例えば東京第二弁護士会の弁護士報酬会規の43条を見てみましょう。
(交通機関の利用)
第四十三条
弁護士は、出張のための交通機関については、最高運賃の等級
を利用することができる。
この最高等級というのは、JRなら言うまでもなくグリーン車です。まあ、「できる」ですので、グリーン車を選択しないことも可能ではあります。どのぐらいグリーン車を利用する弁護士がいるのかは不明ではありますが、こんなこと知らなかったという方も多いかもしれません。
え、私だったら?
そうですね、まず現在においては、報酬規定は各弁護士事務所に任されていますので何とも言えませんが、個人的な感想としては、新幹線などは指定席でも仕事が出来ると思うしグリーン車は高いので、どうしても座って仕事をする必要があり、指定席が満席である場合ぐらいしか使わないようにしたいと思います。その意味じゃ、仕事しようと思ってせっかくグリーン券を取っても座れない首都圏の普通電車はなんだかなあ、という感じがしますね(もっとも、ラッシュ時以外はガラガラという光景を良く見ますが)。
参考
■JR東日本プレスリリース:普通列車グリーン車の「新しいサービス」と湘南新宿ライン等の増発について
■第二東京弁護士会報酬会規:39条-46条(16.3.31廃止)
■455系について グリーン車はクロハ455-1