今度はマジメな話。
昨日、新司法試験短答式の結果が法務省Webサイトに発表されましたね。
そこで設定された足切り点はなんと「6割」でした。
事前に辰已法律研究所などは「4割超えたからって、足切りされないと思わないでよ」的注意をしていたのですが、本当にそういうことになってきました。
はっきり言って私は、この足切り点には大きな懸念を感じています。
今年は、事前に発表されていた足切り点は「各科目4割」で、それ以外に合計点の足切りはあるらしいけど、そんなに変わるものではないだろうという頭で受けたから、短答式をリラックスして臨めたという方もいるでしょう。
それはそれで構わないと思いますが、しかし来年は、本年の「合計6割」をどうしても念頭に置かなければなりません。そして、合格率が急激に下がることを考えれば、足切り点は上がるとみるのが自然でしょう。そうすれば、どうしても、「最低8割はとらなきゃ」などと思ってしまいます。
その結果、何ら旧司法試験と変わらない「択一試験の行き過ぎた偏重傾向」になってしまうのではないか、というのが、私の懸念です。
もちろん旧試験に比べて問題のレベルは簡単になっているなどと巷では言われているところから、「この程度の足切りで懸念をするのはお前の勉強が遅れているからだ」、と言われるのは甘んじて受けますし、実際勉強が足りないのだろうと思います。
しかし、法科大学院では、択一試験に特化した講義などというのはほぼないと思うので、択一偏重になることは、結局自分の首を絞める結果になるのではないか、と思って書きました。
この発表を受けて、私自身がどういう選択をするかは、まだわかりません。
当然、ローの勉強は適当にやっつけ仕事で済ますべきですよ。
大学教授に教育能力など全くありません。
私はL1の頃から完全授業無視・内職ばかりやってましたから。
でないと一発合格など夢のまた夢です。
なるほど。そのようなお考えもありかとは思います。
しかし、択一はそれで乗り切れるとしても論文をそれで乗り切れるかというのは今一度の躊躇を覚えます。
新司法試験の論文問題を見ていると、要件事実の問題が出てくるなど、現段階の予備校講座で全てカバーできるとは思えません。その意味では、ロースクールの勉強も、まったく不必要と言い放つのも問題かと思います。
ただ、択一の成績も最終合格判定で考慮されますから、択一で逃げ切りを図るというのであれば、予備校に全部頼っても悪くないと思いますが、相当きついと思いますよ。
それに賭けるというのであれば、リスクは高いですがありうる選択肢です。