■ローソン、24時間営業を一部廃止へ オーナー高齢化で-asahi.com
まあ東北地方の一部とかでは24時間営業ではないコンビニもけっこうあるが、都市部でなくても中堅スーパー(の食品部)でさえ24時間営業が当たり前となりつつある昨今、この方針がどれだけ影響を与えるか気になる。
24時間営業をするメリットというのは、やはり深夜の客層を取り込めるということと、食品の消費期限の関係でできるだけ在庫を減らす・廃棄処分を減らすということが中心であると思われる。とくに、一般のスーパーと違ってコンビニはめったなことでは値引きをしないので、この問題は重要である。逆に、深夜帯の人件費は最低25%上乗せしなければならないし、ホットメニューなどの光熱費もかかるといったように、こういった部分のコストがかさむ。
売場面積がさほど大きくないコンビニは、深夜の人件費を抑えられる上に(2人ぐらいバイトがいれば十分(うち1人を副店長にするというケースが多い))、深夜の客層はそうそう大きな買い物はしないということで、24時間営業が理にかなっていると思われ、事実「セブンイレブン」という名前はどこから来たんだっけと思うほどにまで、当たり前のものになってしまった。
しかし、どこもかしこも24時間営業をすれば良いというわけではないことも、また当たり前のようにも思われる。地方の小都市で、24時間営業を実行しているコンビニが何件もあると、結局深夜にほとんどお客さんが入らないコンビニが出現し、単なる人件費の無駄ということになってしまいかねないし、一番大きい問題は、記事にもあるように、オーナーの高齢化だ。
昨今のフランチャイズ問題でも言われていることだが、コンビニのオーナーは、決して楽な生活をしているわけではない。大赤字を抱えているフランチャイジーも相当いるし、それのみならず、24時間営業をすることによって、オーナーの労働時間が1日16時間を超えるということもあり、時給に直したらアルバイトより安いなどという話もあるくらいである。せめて24時間営業をやめることができたら、と考えるオーナーもいるだろう。
ただ、ここまで24時間営業が当たり前となっているコンビニ業界にとって、24時間営業をやめるという「勇気ある撤退」をすることはいかほどの影響があるのか。閉店している時間帯の他のコンビニへの客の流出のみならず、「閉店している時間帯がある」というイメージだけで客足が遠のいてしまう可能性もないとはいえない。そうなったら、店の経営自体が危うくなってしまうのではないだろうか。
こう考えると、大変難しい問題である。私見としては、オーナーや、アルバイトの労働環境等を考えれば、24時間営業はする必要はないと思っているが、「24時間営業をする必要はないですよ」といったところで、ハイそうですかといって簡単にやめるものでもないと思われる。