第44回衆議院議員総選挙は、どうやら自民党の圧勝に終わりそうですね。
まあ、この結果が良かったかどうか、というのは、これを見てくださっている皆様はいろいろお考えでしょう。ここまで自民党と民主党の差が開いたことは想定外だったと思いますが。
そういえば、今回は「刺客」とか「マドンナ」とか言われて自民党で出馬した方々がいらっしゃいましたね。結構当選したみたいです。最初から比例の高順位でセーフティネットをかけられた方もいらっしゃったようですけど。
比例の高順位といえば、どうしても思い出すのが元NHKアナウンサーの宮田輝氏です。
その昔、参議院の比例代表が全国区だったころ、宮田氏は昭和49年の参議院選挙に出馬、今でも記録となっているという290万票余を獲得してトップ当選を果たしたということで有名になりました。
宮田輝氏は、NHK紅白歌合戦の司会を10回以上務め(男性なのに紅組の司会も務めたことがある)、「三つの歌」「のど自慢」の司会などを務めて、NHKのアナウンサーの中でも大変人気があった方でした。そんな知名度のある宮田氏だからこそ、この得票が出来たのでしょう。今でもタレント議員はいますが、知名度がモノを言うというのは、結構昔からあったことなのです(古くは藤原あきなどか)。
ところがこの宮田氏、当選してからというもの、ぱったりと勢いがなくなってしまいました(当然テレビの出演が減った)。次の選挙ではトップの座を明渡し、全国区が消えた昭和61年の選挙ではなんと名簿24位にランクされてしまいました(ちなみにこのときは、衆議院と参議院のダブル選挙で、今回のように、衆議院では自民党が圧勝した選挙であった)。その日のうちには開票が決まらず、次の日まで当選が決まるかぎりぎりの状況で、やっと当選が決まったとのことです(情報源)。
そのとき宮田氏が言った言葉。
「政治って非情なものだね!」
私は、今でもこの状況は変わっていないと思います。
今は「刺客」や「マドンナ」でも、次の選挙のときはどうなっているか、全くわからないのです。
■(参考)第119回国会 本会議 第1号「一、議員宮田輝君逝去につき哀悼の件」
■選挙:衆院選 「刺客」8割が当選−11人は比例で復活-毎日新聞