こんなことを書いておきながら、もう高校野球は最終盤を迎えてしまった。
そして我らが東北軍も東北高校が大阪桐蔭に負けたことで全て散ってしまった。164回目のチャレンジも失敗であった。
それにしたって、今年の夏の高校野球は面白すぎる。
10年近く前までは、「くじ運」がかなりモノを言う時代だった。
1回戦が終わって、さらに2回戦の抽選をするので、ずっと弱いところに当たり続ければ、余裕でベスト8へ行けてしまうなどという感じであった。
しかし、今は違う。3回戦までは、ブロック制となっており、どうしても各ブロックには1つぐらいは強豪校がいるのが普通なので、よほど運が良くない限りベスト8ということはなくなった。
それでも、ベスト8からは、従来どおり抽選をしているので、それなりに「くじ運」がモノを言っていたのである。
ところが、どうも去年あたりからそんなことは関係なくなった。
去年、そして今年の駒大苫小牧はそんな常識を覆した。
昨年は、初戦こそ長崎の佐世保実業で、地力で上回り勝利だったものの、次の試合が強打の日大三高。これで終わりかと思ったら7-6で辛くも逃げ切った。
で、ベスト8に進出してみたら、なんと準々決勝は涌井投手率いる優勝候補の横浜高校。何もそこまでくじ運悪くなくても、と思ったが、意外にも6-1で快勝。もうYTKはここらへんから「まさか」と思うようになった。
次の試合も強打の東海大甲府を10-8で下して北海道勢初の決勝には進んだものの、決勝戦(対 済美)は2回までに5点を取られる苦しい展開。正直北海道もこんなものかと思ったが、4回に逆転。5回に追いつかれ、6回には3点を勝ち越されるが、すぐに追いつく。そして7回に3点を勝ち越して、最後の済美の猛追を交わして大優勝。
こんなことがあるのか。
正直思った。
そして、今年もとんでもないことを彼らはやり遂げようとしている。
初戦は順当勝ち、次戦も強豪校ではあるが、打線が伸び伸びと打って大勝。
次が大変だった。相手は鳴門工だったが、7回表が終わった時点で1-6と5点のビハインド。
とくに7回表の3失点は痛く、うつむくナインも見られた。
さすがに限界かなと思ったら、その裏に6得点と大爆発。一気に逆転して奇跡の勝利。
そして今日、彼らは優勝候補の大阪桐蔭を下した。
好投手辻内を攻めて、序盤で5得点はしたものの、その後は打線が沈黙。
そうこうしているうちに追いつかれ、表の攻撃では不利と一般的に言われる9回へ突入。
どう考えても押せ押せの大阪桐蔭の攻撃で、サヨナラだと思われたが、10回表に先頭の林が2塁打を打って流れを変えた。これをうまく辻が返した後、これもまさかの好救援の吉岡が抑えて勝利。
強い。
ほんとに強い。
どうしたらこんなに強くなるのだろう。
東北の人にも教えて欲しいぐらいだ。
ちなみに、決勝戦の京都外大西の監督は今年で勇退とのこと。
勇退と言えば、2年前の常総学院の監督を思い出すが、果たしてどうなるだろうか。