2005年3月14日

位置を知る

04:00 PM / カテゴリー: YTK徒然 / コメント…(2件)

まだ実は旅の様なものに出ている私ですが
もうすぐ帰ります。

さるシンポジウムや、今回の旅でわかったことですが、やはり、最後の最後には皆で同じ試験を受ける以上自分の「位置」を知るというのはとても大切なことだと思います。
シンポジウムでは、さまざまなロースクールのさまざまな先生が、いろいろな意見をおっしゃられていました。他大学の授業風景を見ることができました。それは、自分達では当たり前のことであっても、他大学の学生にとっては大いに驚く内容だった、ということも多々あったと思います。
そのような授業を受け、単位認定を経て、「○○大学ロースクール」の順位が出て、その成績が上位何%に入っていても、井の中のかわずと同じ状態となっていては元も子もありません。

どんな授業を受けてきても、どんな成績の認定をされても、最後はペーパーの試験一発で、「司法修習所」行きのキップが手に入るのです(あくまで「弁護士になる」という表現をしないのは、新司法試験合格者に対する2回試験がどのようになるかの全貌が未だわからないからです)。
そうである以上、私は自分の「位置」を知ることをやめようという気にはなれません。その機会は、予備校の模試でもいいし、他のローとの交流でもいい。そうすることで、自分では満足している感じだったのが、一瞬にして否定され、覆され、そして「まだまだ勉強が足りないな」という気にさせられると思うのです。

とりあえずヨーイドンでスタートした日本のロースクールは、私が思った以上に多様化しています。
講義内容も、課題の出し方も、ソクラテス・メソッドの仕方も、フォローアップも、講義で扱う範囲も、成績認定も、すべてバラバラです。想定以上にバラバラです。ここまでになるとは思いもしませんでした。

しかし繰り返しになりますが、最後は、新司法試験という、統一されたペーパー式試験で決まってしまいます。
それゆえに、ロースクール生は戸惑っています。予備校を使いたくなるという気持ちも、大いにわかります。
実際に、予備校の講座をいくつか受けている人もいます。しかしそういう方々は口々に「ロースクールの授業がひどくて、予備校講座を受けなければいけない」と仰ります。
逆に、予備校の講座を受けていない人もいます。そういう方々は、「ロースクールでフォローアップも含めて、結構やってくれるから、予備校など必要ない」とか、「予備校に行く暇が無いほど忙しい」と仰られます。
結局、「予備校を使うのは悪である」と言う理念で始まった?ロースクールは、現実として「予備校に行かないほうがいいかもしれないが、ロースクールの授業が悪いから予備校に行かざるを得ない」人が多く出ている大学院が、少なからず出てしまっているのです。
ここは、反省しなければならないところだと思います。

しかし、私の意見としては、「ロースクールに行っていても、必ず予備校を使わなければならない」とは考えません。予備校に通わなくても、自分の「位置」が「新司法試験合格レベル」に達しているのであれば、やみくもに通う必要は無いからです。
そして実際に、「ロースクールに行っていれば、予備校に行かなくて済む」と考えている人もいるのですから、それは不可能なことではないはずです。

2年目以降のロースクールでは、「予備校を使わざるを得ない」ロースクール生が少しでも減ることを、私は願っています。

コメント

未だ旅の途中でしょうか。
先日はお疲れ様でした&ありがとうございました!!

シンポジウムとその後の飲み会では
楽しくもいい刺激を受けましたよね〜。
行ってみてよかったです。

ちょうどさっき自分のブログにそのことを書いていたのですが、結果的にYTKさんのブログの内容とリンクしている部分があったのでトラックバックしておきました。

読み方によっては私の文章はYTKさんの書いていることと対立しているようにも見えるけど、
決してそういう意味はないので(^^)
私も、YTKさん同様、新しい法曹養成プロセスの理念に期待しているってことです!

Posted by: (k) at 2005年03月16日 23:24

実はもう帰ってきているのですが
いろいろ忙しくって皆さんへのお便りはムニャムニャ…といったところです。
もう少し待ってください!

本当に12日はありがとうございましたー!
また八景行きたいのでよろしくお願いします。

Posted by: YTK at 2005年03月17日 00:55


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