2005年2月28日

厳格な単位認定とは

10:56 PM / カテゴリー: 気になるニュース / コメント…(4件)

すでにLSNで記事にしているが、2006年度の新司法試験の合格者数が発表された。
記事によると、900〜1100人とのことである。今年既修者で入った人数、2350人を考えると、この200という幅のある数字はまだまだ予断を許さないだろう。

そして、未修1期生が受ける次の年は、新司法試験の合格者は「この2倍」になるということである(毎日新聞)。つまり、1800〜2200人ということになる。これで、当初予想されていた20%から最大で33%ほどまで改善されることになる。

それでも「三振」という2文字が怖いが、重要なのはこの発言だ。
法科大学院は厳格な修了認定をすることが前提だ。どの程度の修了者が出るかによって合格率が変わるが、(今回の決定は)そう厳しい数字ではないと思う」(委員長の上谷清・元大阪高裁長官)。

法科大学院はまだ初年度であり、本当に厳格な単位認定(ゆくゆくは修了認定となる)をしているのかどうかの結果は聞こえてこない。しかし、3月にはぼちぼち聞こえてくることになろう。
(ただ噂の段階では、ほとんど落とさないという大学院と、鬼のように単位を落とす大学院と分かれているようだ)。

そもそも厳格な単位認定とは何なのか。
まったくのザルでも困るが、やみくもに単位を落として留年させればいいというものではないことは明らかである。

私は、従来の「一発勝負」を排して「プロセス」を大事にすることが法科大学院の理念であるならば、やはり単位認定は出席、授業態度、理解度チェックテスト、中間試験、レポート、その他あらゆる要素を加味して、期末試験の得点に対する割合は半分以下にするべきであると考える。
そのうえで、授業態度も良く、レポートの出来もそれなりであるならば、たとえ期末試験のみ悪くても、再試験で挽回できる程度ならば単位を与えて良いと思われる。逆に、期末試験だけ良くても、授業態度が悪いなどの減点要素が多い学生に対しては、単位を与えなくても良いと思われる。

そう、指導教官は、講義に関する全ての要素を勘案して点数を付けた上で、それを厳格に行わなければならないと考えるのである。
講義もなおざりなのに、ただザルみたいに全員通すとか、反対に2〜3割の人を落とすとか、そういうことは絶対にしてはならない。
法科大学院生は、自分の人生を賭けて入学し、講義を受けに来ているのであるから、それを受け入れる側も責任を持って、成績を付けていただきたい。

コメント

文章の全てにおいて、異議なし。
法科大学院,かくあるべし。

Posted by: 二 at 2005年03月01日 17:50

はじめてコメントします。いつも拝見している近くのロー生です。
そちらのローでは、「厳格な単位認定」は具体的にどういう状態でしょうか?
うちは、各科目0〜9人(2割近く)落とした人がいます。
これが「鬼のように」厳しいとは思いません。
うちは再試がない代わり8単位まで落としても進級できます。一見、そちらのように一単位でも落とすと進級できないが再試があるローに比べて、こちらのほうが楽に思えるんです。ところが、各学年の必修科目同士がぶつかる可能性が出てくるんです!!
たとえば、3年生になって、落とした1年次必修科目と、3年次必修科目がぶつかるおそれがあり、その場合3年で修了ができなくなります。つまり、1年次に1単位でも落とすと、3年次で必修科目がバッティングしないことを祈りながら、2年次の勉強をしなければならず、非常に不安定な状態で一年間を過ごさざるを得ないのです。
また、8単位近く落とすと、進級はできるのに、3年で修了ができないことが確実になります。再試があるローがうらやましい…

ちなみに、留年者はわかりませんが、すでに5人くらい(約1割)退学・休学しています。修了者は7割くらいになるとの予想です。

そちらの様子もできる範囲で教えてくださいね。

Posted by: うし at 2005年03月08日 13:25

うしさんへ

ご指摘の件にお答えしたいところですが、
なにぶん再試験の結果がいまだわかっていない状態にありまして、そのような状態がわからないままこちらにコメントするのはごらんいただいている受験生、関係者の方々に迷惑を与えることになります。

それにもし結果が出たとしましても、どのような結果であれこの情報を明らかにすることが私の通うロースクールにとって有害となる恐れがありますので、無承諾での一般公開はしかねます。

よって、後ほどそちらにメール等でお伝えいたします。ちょっと現在、ごちゃごちゃしてますので。

これをご覧になっている皆様は、その点ご理解ください。

Posted by: YTK at 2005年03月08日 23:16

レス&メールありがとうございます。

たしかにある特定のロースクールの情報公開は安易にできるものではありませんね。求めた私も安易でした。

ただ、第三者評価が始まったら、留年率あるいは修了率は評価、開示されるのでしょうかね?
もし評価項目に含まれているのなら、第三者評価が本格的に始まるのはまだまだ先ですから、今のうちから何らかのマスメディアあるいはブログで、公正公平な形で情報公開する必要があるのではないか、と考えています。

Posted by: うし at 2005年03月09日 15:55


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