最近、血液型性格診断というような番組が多数放映されているが、この番組には、視聴者から「子供が血液型でいじめを受けた」「一方的な決め付けで不快」などの抗議がBPOに多数寄せられたそうだ。
そりゃあそうだよな。血液型で性格が分かれたり、そりが合わなかったりするんだったら、国家が血液型で分裂してますよ。
しかし、血液型で差別されるのは良くない。
これを人権パターンに当てはめると、
「14条1項後段にいう人種・門地による差別は、やむにやまれぬ公益目的のため、別異取扱いが必要不可欠かを問う厳格な審査が妥当である。また、同条にいう信条・性別・社会的身分による差別、精神的自由権や選挙権・生存権等が問題となる差別は、別異の取扱いの目的が重要で、目的達成と事実上の実質的関連性が必要である。それ以外は合理的差別といえるためには、別異の取扱いの目的が正当で、合理的関連性があれば足りる。」
という例示列挙説からいくと、血液型はどこにあたるのでしょうかね。社会的身分?それはちょっと苦しい。でも、血液型は変えようと思って変えられるものではないから、「B型おことわり」とかいうのが合理性のテストでいいとはとても思えません。
そもそも例示列挙説がいいかどうかという疑問はあるわけで、そこから出発してもいいと個人的には思ってますよ。列挙してないからといって、生まれながらにして持っており、自分の努力ではいかんともしがたいものを合理性のテストで合憲、とされるのはおかしいですからねぇ(Ex:暗に女性を採用しないという意味で採用条件に『身長170cm以上』と記載することなど。『女性を採用しない』、とすれば厳格な合理性のテストが当てはまるが、身長は社会的身分にあたらないと解されるので、合理性のテストで足りてしまう)。
■血液型番組:「性格決めつけ」視聴者から抗議相次ぐ-毎日新聞