2004年11月16日

いわゆる「モー娘。」特区

11:08 PM / カテゴリー: 法律のNews・話題 / コメント…(0件)

舞台子役、午後9時まで出演OKに-日刊スポーツ

いわゆる「モー娘。」特区である。やっと認められる頃には、本家は凋落寸前というのは面白い。
モー娘。と名前はついているが、彼女達にはほとんど関係がない。なぜなら、これは舞台子役の話であり、中学生がいる現在のモー娘。(現在は、田中れいなと道重さゆみの2人)でも、Mステなどを見れば生放送でも9時まで出ているからである(注1)。現行労働基準法61条1項によれば、満18歳に満たない者を午後10時から午前5時までの間において使用してはならないとしており、さらに56条2項に言う満13歳以上の児童は、午後8時及び午前5時までは使用できない(61条5項)。しかし彼女達は、1988年に出た「光GENJI通達」の恩恵を受けているのだ。「光GENJI通達」とは、光GENJIのメンバーに15歳以下の少年が含まれていたため(佐藤敦啓と赤坂晃が当時15歳)、労働基準局が一定の要件を満たせば、午後8時以降も出演できるという通達を出したのだ。そのおかげで、彼らはMステの生放送に、飽きるくらい準レギュラー出演できたのだった。
この「光GENJI通達」は、何時まで、という制限はなかった。だから、当時は夜9時からだった紅白にも、問題なく全メンバーが出演している(口パクだったけど)(注2)。今回は、そのいわゆる「光GENJI通達」を舞台子役達にも、1時間だけ認めた、ということになろうか。やはり8時以降出ることができないのでは、舞台に支障があるだろう。
しかしよくテレビを見る人は、モー娘。の2人の中学生どころか18歳未満の全てのメンバーが9時を境にブラウン管から消えていることを指摘するだろう。これは、テレビ各局あるいは芸能事務所の申し合わせで、18歳未満の女性と16歳未満の男性は9時以降テレビに出ることができないことにしているのだそうだ(すなわち自主規制/光GENJI通達の後しばらくはこの自主規制はなかった)。16歳以上18歳未満の男性はというと、原則どおり10時までOK。えなりかずきが17歳のとき、9時から始まるいいとも特大号に出て、わずか1時間で去っていった。

(注1)しかし、2000年の紅白では、彼女達は9時を50秒ほど超えて歌唱してしまった。
(注2)なんとデビュー前のSMAPがバックダンサーとして踊っていた。

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