2004年11月14日

新司法試験のサンプル問題

11:30 PM / カテゴリー: 法律のNews・話題 / コメント…(1件)

あるルートから入手して本当にざっ        と見てみました。
とりあえずの感想。
<短答式>
現行司法試験と変わらない形式もあれば、○×式の問題もある。とくに刑事系は、短答なのにかなり長い問題もある。
サンプル問題の気になる短答式の割合だが、(公法)設問10問のうち、憲法に属するものが3問、融合問題が1問、行政法に属するものが6問と、行政法分野がやたら多いことに気付く。現在の憲法の短答のような(とても)細かい知識が問われるわけではないので、行政法が多くなることも止むを得ないとは思うが。(民事法)設問22問のうち、民法に属するものが9問、商法に属するものが5問、民事訴訟法に属するものが4問、融合問題が4問あった(民×商=1、民×民訴=1、商×民訴=1、民×商×民訴=1)。民法が半分、商法は1/4、民訴が1/4という感じであり、こちらはバランス的には予想の範囲内。(刑事法)設問12問のうち、刑法に属するものが6問、刑事訴訟法に属するものが6問で、こちらは1:1と互角。ただ、刑法の問題で刑事政策っぽい問題もあった。
全体としては、憲法の割合が少なかったことが一番の驚きである。レベル的には、憲民刑に関しては、現行よりも落としている感じがする。他の科目は法学検定2級程度か。

<論述式>
(公法)大問2問。1問は憲法、もう1問は行政法…と言いたいところだが、憲法の問題も行政処分が絡んできており、やはりここでも行政法のウェイトは半分を超える。しかも、どちらの問題も問題文を読んだだけで答えが出るようなものではなく、添付資料を読み込まないと答えが出ない。加えて、添付資料が長い。条例、議事録、会話、特別法の参照条文などもあり、論点というよりも、事実を抽出するのに苦労する感じ。
(民事法)大大問1問、大問1問。大大問は民法分野、大問は商法分野から出題されており、両方に民事訴訟法が絡むようになっている。
公法よりも設問自体は短いが、逆にそれによってさらに事実認定に苦労する。大大問には当事者の主張や言い分、契約書、約款などがある。大問は聴取書・定款が附属している。判例をベースに作成しているらしいが、これだけ附属書類がついているのだから、「判例同旨」が通用しないことは明らかである。
(刑事法)刑法1問、刑事訴訟法1問。融合はしていない。こちらは上2科目とは違い、附属資料はなし。事実認定もしやすい感じがする。でも、それがかえって[長い問題=事案が複雑で、やたら難しい]につながっているような気がして個人的に好かない。とくに刑法は、「天から見た」事実であることは現行試験と変わらないので、その点は不満かなー。まあなー。刑法はしょうがないところもあるかなー。まさか犯罪現場の録音テープの内容とかを書くわけにいかないからなー、でも、ここらへんはなんとかして欲しいです。刑事訴訟法は、捜査の状況とか供述調書とか資料にできそうなんで(とてつもなく長くなる可能性はある)、どうせならやってほしいなあ。

という感じでした。え?とりあえずって感じじゃない。いや書いてるうちに長くなっちゃって。
問題を見たい人は、17日まで待ってね。というか、どこぞのローみたいに配布するのがスジだと思うけど。

コメント

 分析お疲れ様でした。
なるほど、そんな感じなのですね。
それにしても、論述式は、予想されたこととはいえ、読むのに難儀しそうですなあ。

Posted by: 二 at 2004年11月15日 13:24


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