まず、今日は皆様にお詫びしなければならないことがございます。
というのも、今まで黙っていましたが、レコメンは今まで連番をふってやっていたのですけれども、
なんとYTKが7月のある日、ちょっと今までのを見返してみようと思ったら、59〜78番が抜けているのですよ!一気に20曲飛ばしたわけ!
そんなこんなでいつかは穴埋めをしなければいけないと思ったら、条件と期限って、むちゃくちゃ当てはまる歌があるような気がしますので、練習問題がてら(?)ずらずらと曲を並べてやってみたいと思います。ちなみに、今日紹介する曲は一度紹介したはずのアーティストが出てくる可能性もありますけれども(まだ選定してない)、今回はその制限を取っ払わせていただきます。
さて、条件とは、法律行為の効力の発生、あるいは消滅を将来の不確実な事実にかからせる特約のことです。
条件には、停止条件(民法127条1項)と解除条件(民法127条2項)の2種類があります。どちらもネガティブな言葉なので意外にわかりにくかったりするのですが、停止条件とは、その条件が成立したならば、効力が生ずるという条件のことです。「その条件が成立するまで、この契約は停止している、だから停止条件」と覚えるとよさそうです。いっぽう、解除条件とは、逆に条件が成立してしまうと効力が失われる条件のことです。覚え方としては、「その条件が成立すると、この契約は解除してしまう、だから解除条件」といったところでしょうか。
次に、期限とは、法律行為の効力の発生・消滅あるいは債務の履行を、将来発生することの確実な事実にかからせる特約のことです。これにも2種類あります。1つは普通の「何月何日に・・・」というような、確定期限。もう一つは不確定期限といって、「自分が死んだら・・・」「今度朝青龍が負けたら・・・(注)」というように、いつかは来ることが確実なのですが、いつその現象が起きるかが確定的でないことをいいます。
では、さまざまな曲から、この条件と期限を考えてみましょう。
059 「もしも明日が…。」わらべ 歌詞 MIDI
わらべというのは、「欽ちゃんのどこまでやるの?!」番組内で誕生した3つ子の女の子でしたね。「のぞみ」「かなえ」「たまえ」がいたはずだったのでしたが、この曲を歌ったときはのぞみが諸事情でいなくなっておりました。
「もしも明日が晴れならば(雨ならば)」と言っているので、間違いなく条件ですね。歌詞には曇りの日はどうするのか書いてませんが、愛する人はどうしたらよいのでしょう。
青春歌年鑑 1984に収録されています。
060 「あなた」小坂明子 歌詞 MIDI
「もしも私が家を建てたなら」という切り出しなので、条件にも思えますが、それはあくまで「あなたが私と付き合っている」という前提の話で、「あなた」はもういなくなってしまっているので、条件でも期限でもなんでもない、単なる一人での妄想です。
061 「ジョニィへの伝言」ペドロ&カプリシャス 歌詞 試聴
「ジョニイが来たなら 伝えてよ」ということで条件なんでしょうけど、ジョニーはほぼ来ることが確実なんですよね。でもまあ、いつ来るってわけでもないので条件ですよね。
013 「逃避行」麻生よう子 MIDI&歌詞
一度ご紹介したこの曲は、「午前五時に駅で待て」という確定期限がありますね。
一応MIDIで聴けますが、こんなに明るい曲ではありません。
062 「芽ばえ」麻丘めぐみ 歌詞 MIDI
「もしもあの日あなたに会わなければ」という歌詞だが、単なる過去の回想。
ちなみに、1972年のレコード大賞では最優秀新人賞に輝き、泣きに泣きまくって歌唱不能になった。
そのときはめちゃくちゃかわいかった。
続・青春歌年鑑 1972に収録されています。
063 「冬が来る前に」紙ふうせん 歌詞 MIDI
なかなか期限の歌がないのでずーっと探していたら、この歌があったじゃない。
と思ったら、「もう一度あの人にめぐりあいたい」って、これも単なる願望じゃないですか。何の法律行為もしてない。
064 「もしもピアノが弾けたなら」西田敏行 歌詞 MIDI
条件。というか、彼の場合限りなく原始的不能に近い。
065 「リバーサイドホテル」井上陽水 歌詞 MIDI
「誰も知らない夜明けが明けたとき」にステキなバスが出るそうです。
一瞬期限?とか思いますが、そもそも「誰も知らない夜明け」ってなんだという話になりそうですので、内容の確定性が求められるでしょう。
ちなみに、「誰も知らない素顔の八代亜紀」という替え歌がありますが、その後ずっと最後を八代亜紀に変えると、とんでもなく面白い歌になります。「町の角からステキな八代亜紀」「昼間のうちに何度も八代亜紀」「チェックインなら寝顔を八代亜紀」「シャレたテレビのプラグは八代亜紀」「どうせ二人は途中で八代亜紀」とか言ってると、歌えなくなるほど笑えます。
066 「さよなら人類」たま 歌詞
「ピテカントロプスになる日」というのは条件か期限か?
もっとも、ピテカントロプスになったら何か法律行為をするわけではないのだが。
その前に、「僕らの体がくだけち」ったら、歌なんか歌えないでしょう。
青春歌年鑑 1990に収録されています。
067 「if...」DA PUMP 歌詞
「もしも君がひとりなら」迷わず飛んでいくということで、条件ですな。
ちなみに、さきのアテネっで金メダルをとった柴田亜衣選手は、シドニーで金メダルをとった高橋尚子選手がファンだったhitomiに会えたという事実から、「私も金メダルを獲ってDA PUMPに会いたい!
」と思って見事金メダル。もちろんDA PUMPに会えたんだけど、なぜか一緒に銅メダルの永井奉子選手も一緒だった。ということは、銅メダルでもよかったんじゃん。
ちなみに、マラソン金メダルの野口みずき選手はサザンの桑田に会いたいらしいが、3大会連続ぐらい獲らないと会ってくれないかもね。
068 「若しも月給が上がったら」林伊佐緒・新橋みどり
最後はなんと昭和12年の歌です。いやこれが結構微妙なんですよね。
ちなみに曲の内容は、ある夫婦が月給が上がったらパラソルや洋服を買いたいと話しているというなんでもないものなのですが、
「月給が上がること」は条件なのか期限なのか。これがバブル前だったら、間違いなく(不確定)期限だったんだけどね(ベースアップがあるから)。今は給料はむしろ下がっているから条件なのかなあ。
で、戦前はどうだったのか知らないのですけど、この曲の中で解決できてしまいます。
女「上がるといいわね」
男「上がるとも」→ここで確実に上がることがわかり、期限となる。
女「いつ頃上がるの いつ頃よ」
男「そいつがわかれば 苦労はない」→ここで不確定期限となる。
だから不確定期限!(だと思う)。歌詞は探したがないな。
さすがに10曲は多いし長いなあ。
(注)もちろん、朝青龍が、全勝で場所を終えた後に猪木軍に入って廃業する可能性もありうるので条件とみる考えもあろうが、まず間違いなくいつかは負けるので期限とした。ちなみに連勝中に何らかの事情で休場すると、必ず次の日は不戦敗になるので、この問題は起こらない。
実例として、1986年の九州場所の後に、親方夫人に暴行して廃業になった双羽黒(北尾)がいるが、彼は九州場所の千秋楽で千代の富士にあっさりと負けているのでセーフ。