2004年4月30日

折衷説

11:58 PM / カテゴリー: YTK徒然 / コメント…(0件)

連休の谷間の講義も終わって一安心。しかし、GWにはまたまた山のような課題が…。
それはさておき、昨日友達との会話から出た話をひとつ。

我々法科大学院一期生は既に遠い記憶の彼方に行ってしまったと言ってもいい法科大学院の入学試験。センター試験などとは違い、結局、どこに重きを置けばよかったのかが、合格した後でさえもわからない試験では論じる必要も無いかもしれないが、多少暇もある(かも)ということで、皆で論じてみよう。

<問>法科大学院未修者コースに入学するには、何に一番重きを置いたらよいのだろうか?
[A説]ステートメント重視説
やはり、法科大学院にかける意気込みが大事。自分の社会経験を基に、素晴らしいステートメントを書けば、あとは多少悪くても入学できる。
<批判>医者や社会のスペシャリストばかりが法科大学院の定員を独占することになり適切でない。現に、初年度ではある程度の社会経験がある人でも、ステートメント以外が悪ければ不合格である。
[B説]適性試験重視説
法科大学院入試において、唯一統一された基準である適性試験で高得点を取れば、入学できる。また入学の基準はそれだけではないとしても、小論文試験や面接試験以降を有利に展開できる。
<批判>適性試験の成績が高くても、かなりの後期合格者がいることを考えると、適性試験は単なる足切り基準として使った大学がかなりあった可能性がある。ある大学院のように。適性試験特別枠を作ったならともかくも、適性試験が良いからといって合格できるほどに有利になるとは言い切れない。
[C説]小論文重視説
適性試験は単なる足切り要件。足切りさえ突破すれば、小論文で十分逆転が可能である。いくら適性試験が良くても、小論文で字数が埋まらなければ、不合格である。
<批判>確かに、現行司法試験以上のペースで文字を書かせる大学もあったが、誰が書いても時間が余るような問題では、大きく逆転することは不可能と言わざるをえない。
[D説]面接重視説
今回の司法制度改革は人物面を特に重視している。法科大学院の面接においても、この点は非常に重要である。
<批判>独自試験は面接だけというごく少数の大学院を除き、面接に大きくウエイトを置いたと思われる大学院は少ないと思われるし、未修者試験でも面接を課していない大学すらある。
[E説]学部成績重視説
大学院なのであるから、GPAを良くしておくことは合格につながる。
<批判>GPAが大事なのは言うまでもないが、これのみで法科大学院に合格するということはありえない。
[F説]外国語重視説
今回の司法制度改革の重要な点としては英語等外国語を操ることが出来る法曹の養成を目標にしている。よって、TOEIC、TOEFLの点数を良くしておくことは合格につながる。
<批判>ほとんどの大学院は外国語成績の証明書を必須にしておらず、単なる加点要素に留まっている。また、必須とした大学においても、特別枠などを除き、外国語の成績が良いから合格したとは言い難いし、また特別枠は特別枠内でのレベルが高く、結局外国語以外の資料を当てにするほかない。
[G説]折衷説
結局、A〜Fの全ての要素が集まって、法科大学院の合格は決するのであり、どれが重要かを論じることは出来ない。
<批判>合格の基準が曖昧である。

しかし、どう考えても折衷説でしょ。それが法科大学院試験なんだから。
ちなみに私見は小論文重視説なんだけど、それはやはり大学によって違うんだろうなー。
では、良いGWを。

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